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助成金贈呈式を開催いたしました

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財団開催イベント

情報掲載日:2019年11月1日

園田茂人教授による講演
園田茂人教授による講演
2017年度助成対象プロジェクトのディペシュ・カレル氏と門脇篤氏

2019年10月25日(金)、ハイアットリージェンシー東京(東京都新宿区)にて2019年度国際助成プログラム助成金贈呈式を開催いたしました。

第一部では、常務理事挨拶、担当者による趣旨説明の後、園田茂人教授(東京大学東洋文化研究所教授)による講演「アジアの中の国際心理:アジア学生調査から考える」が行われ、アジア諸国における距離と心理の関係性、理解促進や関係構築の大切さ、また身近なリソースを活用してプロジェクトを発掘し、進めていくことの重要性についてお話を頂きました。

続いて、2017年度に助成を受け活動を行っているディペシュ・カレル氏(D17-N-0097/多民族化の日本を捉える―共生を学ぶ留学生と日本人)と門脇篤氏(D17-N-0256/コミュニティアートが被災地ツーリズムの新局面を提示する日本とインドネシア・アチェの協働プロジェクト/代表者:渡辺裕一)から、自身の取り組む課題や現時点での成果、そして大変だった点など、率直な思いが語られました。これからプロジェクトをスタートさせる対象者の方々にとっては、これから活動を始めるにあたり参考となることが多くあったかと思います。

トヨタ財団羽田正理事長より対象者に贈呈書が授与された
トヨタ財団羽田正理事長より対象者に贈呈書が授与された
助成対象者の皆様
助成対象者の皆様

第二部では、当財団の羽田正理事長からの挨拶、園田選考委員長による選考結果報告に続き、羽田理事長より今年度の新たな助成対象者に一人ずつ贈呈書の授与が行われました。その後、助成対象者から自己紹介と今後取り組まれる活動について簡単なスピーチを行っていただきました。続く懇親会では、助成対象者、財団関係者、来賓など約60名の参加者が和やかな雰囲気のもと、交流することができました。

翌10月26日(土)には、トヨタ財団会議室にて、今年度の助成対象者および関係者と財団プログラムオフィサーが集い、それぞれのプロジェクトの紹介と助成対象者同士の交流を目的としたワークショップを丸一日かけて行いました。

「アジアの共通課題」を対象とする国際助成プログラムでは、移民、農業、環境など、それぞれのプロジェクトの取り組むテーマが多岐にわたることが大きな特徴の一つですが、参加者の皆さんからは分野は違っても、プロジェクトへの想いや取り組みの方法など、大きな学びや刺激を得、参考になる情報が多くあったとの感想をいただきました。

プロジェクトが始まるとこうして助成対象者が一堂に会する機会はなかなかないのですが、ここで得られたネットワークをもとに新たな協働が生まれることを期待するとともに、財団としてもSNS等を通じた助成対象者同士の交流の促進に努めて参ります。

最後に、今年度贈呈式およびワークショップには、国内はもとより海外からも、助成対象となった全9プロジェクトの代表者または関係者にご参加いただくことができました。参加者の皆様のご協力に心から感謝いたします。

贈呈式会場の様子
助成対象者によるスピーチ
助成対象者によるスピーチ
10月26日に行われた助成対象者ワークショップでのディスカッションの様子
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